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EntroがSailPoint Agentic Fabricをさらに強化

SailPointは何十年にもわたり、企業システムにアクセスする「人」を保護することに取り組んできました。しかし、その状況は大きく変化しています。今日、企業のデータにアクセスする最も重要な主体は、もはや従業員だけではありません。ビジネスを支える自律型のAIエージェント、API連携、そして複雑なクラウド ワークフローがその中心となっています。もはやセキュリティは境界を守ることではなく、「コンテキスト」を把握することです。AIエージェントが何を行い、どのような条件でアクセスしているのかを正確に検証できなければ、本当の意味で安全とは言えません。
こうした変化に対応するため、SailPointはこのたび、非人間アイデンティティ(Non-Human Identity: NHI)セキュリティ分野のパイオニアであるEntroを買収する意向を発表しました。
これは、お客様にとって大きな節目となる発表です。この買収は、人、マシン、そしてAIエージェントを含むあらゆる種類のアイデンティティ(ID)におけるSailPointのリーダーシップをさらに強化する、極めて戦略的な取り組みとなります。そして何より、私たちが描く未来のビジョンを大きく加速させるものになると考えています。
基盤をさらに進化:SailPoint Agentic Fabricを次のレベルへ
SailPointは先日、SailPoint Agentic Fabricを発表 し、業界に新たなパラダイムを打ち立てました。Agentic Fabricは、自律型AIエージェントや非人間アイデンティティを大規模に保護するために不可欠な基盤を実現しました。また、ネイティブの検出機能、ガバナンス、保護機能を標準で備え、組織がAI時代へ安全に対応するために必要なツールを提供します。Agentic Fabricは、業界を大きく前進させるものです。
しかし、私たちはそれだけでは十分ではないと考えていました。
Entroの強力かつ相互補完的な技術をSailPointプラットフォームに統合することで、Agentic Fabricはさらに進化すると考えています。これにより、非人間アイデンティティをシームレスかつ包括的に可視化できるようになり、お客様はさらに大きな競争優位性を獲得できます。特に重要なのは、非人間アイデンティティが重要な企業データへアクセスする際に使用する固有のコンテキストや認証情報についても、詳細な可視性を提供できることです。
両社が切り拓く未来を支える3つの柱
買収完了後、Entroが持つ専門性の高い付加価値機能は、SailPoint Agentic Fabricへシームレスに統合される予定です。両社は、AI時代特有の課題に対し、次の3つの柱を軸に取り組んでいきます。
1. 卓越した検出機能と非人間アイデンティティ対応範囲
この統合機能により、AIエージェントやマシン アイデンティティが使用するツール、API、認証情報をシームレスに可視化できます。これにより、SailPointのネイティブ機能をさらに拡張し、1,000種類を超える非人間アイデンティティおよびAIエージェントを標準でサポートします。また、キー、トークン、証明書、認証情報など、1,200種類を超える非人間アイデンティティを検出できるようになります。クラウド環境、CI/CDパイプライン、開発者ツール全体で70を超える重要なエンタープライズ ソースをカバーすることで、エージェントのワークフローや運用範囲に対し、ポリシーに基づくガバナンスをさらに強化できます。
2. 詳細なコンテキストと所有者の特定
IDを検出することは、第一歩にすぎません。真のセキュリティは、そのIDに対する説明責任の所在を人に結び付けることで実現します。Entroは、SailPointの対応範囲を、新たに登場する非人間アイデンティティのカテゴリまで拡大するとともに、検出したデータに重要なメタデータを付加することで、関係性、アクセス権許諾、利用状況、さらには侵害が発生した場合の「影響範囲」を正確に把握できるようにします。この詳細な系譜マッピングにより、最新かつ複雑なマシンIDを、その所有者である人と確実に関連付けることができます。さらに、SailPointの企業向けアクセス権限審査(ID棚卸)機能とライフサイクル ガバナンスを組み合わせることで、お客様は自動化されたクローズドループ型の修正プロセスを推進し、ゼロ スタンディング特権を実現できます。
3. リアルタイム検出とアクティブな保護
非人間アイデンティティは、登録後もガバナンスの対象となり、リアルタイムで保護する必要があります。SailPointのお客様は、SailPoint独自の非人間アイデンティティの検出および対応(NHIDR™)機能を活用することで、近い将来、AIエージェントやマシン アイデンティティの異常な行動をリアルタイムで継続的に監視できるようになります。これにより、組織は過剰な特権を持つアクセス権限を特定し、最小権限のポリシーを適用するとともに、脅威への対応をマシン レベルの速度で自動化できるようになります。
AIを活用した企業を保護
これらの統合機能は、AIエージェントの導入時にIT部門やビジネス部門のリーダーが直面する、セキュリティ、プライバシー、コンプライアンスに関する最も重要なリスクに直接対応します。これにより、お客様はこれまでにないレベルの可視性、所有者の特定、そして制御を実現できます。
SailPointは、IDを静的なコンプライアンス対策から、企業の成功を支える動的かつリアルタイムな基盤へと進化させています。Entroが加わることで、SailPointは従来のアプローチからさらに一歩先へ進み、真のエンド ツー エンドのアイデンティティ セキュリティを提供します。
IDの未来はすでに始まっています。そして、その未来はAI時代を見据えて築かれています。
自律型AIの未来を支えるSailPointの取り組みについては、SailPoint Agentic Fabricページ をご覧ください。
免責事項:本文書の内容は情報提供のみを目的としており、法的助言を意図するものではありません。現在提供されていないSailPoint製品の機能または機能性について、その開発、提供、および提供時期は、提供の有無を含め、SailPointの単独の裁量により決定されます。また、これらの機能は提供されない場合もあり、購入の判断材料として依拠すべきものではありません。