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マシンを制御:エージェント ワークフォースにリアルタイム ガバナンスを実現する

前回の記事 では、エージェント型エンタープライズを保護するための重要な第一歩である、包括的な可視化の実現について解説しました。しかし、可視化だけでセキュリティは実現しません。AIエージェントの存在を把握することは、その取り組みの半分に過ぎません。真のセキュリティとは、そのエージェントに何が許可されているのかを把握し、それを適切に制御することから始まります。
過剰な特権が付与され、適切に管理されていないAIエージェントは、悪用されるおそれがある重大な脆弱性です。AIエージェントがシステムを接続し、高速にタスクを実行する時代において、管理されていない権限は、最大の内部脅威となります。
これが、SailPoint Agentic Fabricの第2の柱、「リアルタイムガバナンスと監査」につながります。
エージェント型エンタープライズの混乱を制御するためには、AIエージェントを単なるツールやバックグラウンド スクリプトとして扱うのをやめる必要があります。AIエージェントに対しても、人間のワークフォースと同様の厳格さ、規律、説明責任に基づくガバナンスを適用する必要があります。
SailPoint Agentic Fabricは、次のように実現します。
1. エージェントをファーストクラスのアイデンティティとして扱う
SailPointのガバナンス戦略の基盤となるのは、一体化されたコントロール プレーン内で、エージェントをファーストクラスのアイデンティティ(ID)として扱うことです。非人間アイデンティティ(Non-Human Identity: NHI)をサイロ化された環境で管理することはありません。SailPointのプラットフォームにそれらを取り込むことで、アクセス権限レビューから自動プロビジョニングに至るまで、人間のユーザーに適用されるエンタープライズ グレードのあらゆるガバナンス制御を、エージェント ワークフォースにもシームレスに拡張できます。
2. 変更不可な人間の所有者を割り当てる
ソフトウェアは責任を負いません。責任を負うのは人間です。Agentic Fabricの重要な機能の一つは、すべてのエージェントに対して、厳格で変更不可な人間の所有者を割り当てることです。AIエージェントが実行できることを制御するだけでなく、そのエージェントにアクセスして利用できるユーザーについても統制します。さらに、所有者の引き継ぎも自動化します。エージェントの所有者が退職したり異動したりした場合、プラットフォームは所有者不在のエージェントを検出し、所有者を即座に再割り当てするか、アクセス権限を取り消します。これにより、危険なセキュリティ ギャップの発生を防止します。
3. ゼロ スタンディング特権への移行
従来、セキュリティ戦略は最小権限の適用を中心に構築されてきました。しかし、エージェント時代においては、最小権限であっても、その特権が常時有効な状態にある限り、脆弱性が生じる余地が残ります。Agentic Fabricは、ゼロ スタンディング特権への移行を可能にします。アクセス権限は、特定のタスクに対して必要なものを、必要なときに、必要なだけ付与し、そのタスクが完了した瞬間に取り消します。これにより、攻撃対象領域を数か月単位から数分単位へと大幅に縮小できます。
4. コンプライアンスと監査可能性の確保
CISOや取締役会にとって、コンプライアンスを証明することは不可欠です。規制当局がAIによるデータ アクセスに対する監視を強める中、Agentic Fabricは、すべてのエージェント活動に関する監査対応可能な証跡を提供します。詳細なログの可視化、自動化された権限審査や棚卸、そして厳格なデータ アクセス ガバナンスにより、監査担当者から次のような質問を受けた場合でも、自信を持って回答できます。このAIはどのデータにアクセスし、それを誰が認証したのか?
可視化は、見えなかったものを明らかにします。ガバナンスは、ルールを定めます。しかし、エージェントがそのルールを高速で破った場合、何が起こるのでしょうか?
本シリーズの最終回では、第3の柱である「プロアクティブな保護と対応」について解説します。
エージェント ワークフォースを制御する準備はできていますか?詳細については、ホワイトペーパー『The SailPoint® Agentic Fabric: AIエージェント時代に求められるアイデンティティセキュリティ戦略 』をダウンロードしてください。