マシン アイデンティティ セキュリティ(MIS)
すべてのマシン アカウントを制御
SailPointマシン アイデンティティ セキュリティ(MIS) は複雑さを解消し、環境全体に存在するサービス アカウント、ボット、RPA、その他の人ではないアカウントを検出、統制、保護します。

課題とソリューション
マシン アカウントにガバナンスが必要な理由
マシン アカウントは急速に増加しており、それに伴いリスクも拡大しています。可視性、所有者管理、ライフサイクル制御が欠如すると、組織を重大なセキュリティ、監査、運用上のギャップにさらす可能性があります。
拡大するアイデンティティ(ID)の盲点
サービス アカウント、ボット、RPAは、人間のIDの数を上回ることが多い
孤立アカウントや過剰なアクセス権限を持つアカウント、存在が把握されていないアカウントが多数存在
手作業かつ一貫性のないプロセスで管理されている
アクセス権限監査でのレビューや審査がほとんど行われない
攻撃者はこうしたアカウントを容易な侵入口として悪用する
マシンに特化した専用のガバナンス
環境全体に存在するマシン アカウントを検出・分類
アプリケーションやサービスごとに所有者を割り当て、アカウントをグループ化
ライフサイクル制御を自動化し、各マシン アカウントを適切に管理
アクセス権限の審査を定期的に行い、コンプライアンスを維持しつつリスクを低減
人間とマシンのIDを、単一のプラットフォーム、統一されたUI、一貫した操作環境で管理

ユース ケース
SailPointマシン アイデンティティ セキュリティ(MIS)で実現できること
SailPointマシン アイデンティティ セキュリティ(MIS)は、サービス アカウント、ボット、RPAなどに可視性、所有者管理、ガバナンスをもたらし、適切に管理できるようにします。

どこに潜んでいても、すべてのマシン アカウントを見つけ出す
見えないものは守れません。SailPointマシン アイデンティティ セキュリティ(MIS)なら、環境全体に散在するマシン アカウントを自動的に検出できます。これには、正式なプロビジョニング ワークフロー以外で作成されたサービス アカウント、ボット、RPAも含まれます。組織内の属人的な知識、不完全なレポート、手作業によるエクスポートに頼る必要はもうありません。検出機能は迅速かつ網羅的で、攻撃者が狙う死角を明らかにするよう設計されています。
検出機能を詳しく見る関連資料
マシン アイデンティティ セキュリティに関する資料
製品パッケージ
SailPointと共に、アイデンティティ セキュリティ対策の道を歩みましょう
SailPointのIdentity Security Cloudなら、インテリジェントなユニファイド アプローチを使用して、組織全体のあらゆるIDに対して、重要なデータとアプリケーションのアクセス権限をリアルタイムで管理および保護できます。
最適なソリューションを探す追加機能
アイデンティティ セキュリティ プログラムを拡充
企業のアイデンティティ セキュリティに不可欠な機能を提供するSailPoint Identity Security Cloudに、ニーズに合わせてアドオンを追加することで、より強固なアイデンティティ セキュリティ プログラムの策定・展開が可能になります。
業界に関するインサイト
マシン アイデンティティ セキュリティが最も重要となる分野
複雑なIT環境と高度な自動化を持つ業界は、マシン アイデンティティに関する深刻なリスクに直面しています。 SailPointマシン アイデンティティ セキュリティ(MIS)が組織の制御を回復する方法をご紹介します。
医療
リスクが高く、規制の厳しい環境では、管理されていないマシン アカウントが患者データの漏洩や医療サービスの中断を引き起こす可能性があります。SailPointマシン アイデンティティ セキュリティ(MIS)は、医療業務の連携が強まり、自動化が進む中でも、コンプライアンスとセキュリティの確保を支援します。
金融サービス
金融サービスは、不正防止からリアルタイム取引に至るまで、大規模な自動化に依存しています。SailPointマシン アイデンティティ セキュリティ(MIS)は、業務を支えるマシン アカウントが潜在的な障害要因とならないよう確実に保護します。
製造
サプライチェーン、生産システム、パートナー連携に組み込まれたマシン アカウントを特定・管理し、ダウンタイムとリスクを低減します。
faq
よくある質問
マシン アイデンティティとは何ですか?
マシン アイデンティティは、システム、データ、アプリケーションにアクセスして自動化されたタスクを実行する必要がある、サービス アカウント、ボット、RPA、APIといった人ではないエンティティを表します。各マシン アイデンティティは、Active Directory、クラウド プラットフォーム、アプリケーションといった環境で稼働する1つ以上のマシン アカウントで構成されています。これらのIDは業務プロセスの稼働を維持する上で不可欠ですが、ガバナンスがなければ攻撃者にとって見えないエントリー ポイントとなり得ます。
マシン アイデンティティは人間のIDとどう違うのですか?
人間のIDは従業員や契約社員に紐づいており、職務、上長、雇用状況といったコンテキスト データを伴います。一方、マシン アイデンティティにはそのような構造がありません。人事プロセスを経ることもなく、明確な所有者もおらず、作成後にレビューされることもほとんどありません。そのため統制が難しくなり、攻撃者に悪用されやすい状況を生み出します。
マシン アイデンティティが深刻なセキュリティ リスクを引き起こすのはなぜですか?
マシン アイデンティティは、正式なプロビジョニング プロセスの外で作成され、広範なアクセス権限を付与されたまま、無期限に稼働し続けることがよくあります。その多くは追跡されず、所有者もおらず、完全に忘れ去られ、セキュリティ ポスチャーに死角を生み出します。攻撃者はこうしたアカウントを悪用して侵入し、権限を昇格させ、検知されることなく環境内を横断するケースが増えています。
SailPointマシン アイデンティティ セキュリティ(MIS)は、隠れたマシン アイデンティティをどのように検出するのですか?
SailPointマシン アイデンティティ セキュリティ(MIS)は、AIを活用した検出機能により、Active Directory、Entra、クラウド環境といったアイデンティティ ソースをスキャンします。手動で作成されたものやレガシー システムから引き継がれたものを含め、マシン アカウントを特定し、可視化します。これにより、通常は見過ごされがちな未管理アカウントや孤立アカウントを組織が把握できるようになります。
マシン アイデンティティの所有者管理はどのように機能するのですか?
SailPointマシン アイデンティティ セキュリティ(MIS)は、各マシン アイデンティティに所有者を割り当て、記録することが可能です。これは、今日多くの組織で課題となっている領域です。アプリケーション、チーム、ビジネス サービスごとにIDをグループ化し、責任者や担当チームに紐付けることができます。所有者データは監査や後任計画に備えて保持されるため、所有者がロール(役割)を変更したり退職したりしても、可視性や制御を失うことなく、速やかに再割り当てが可能です。
SailPointマシン アイデンティティ セキュリティ(MIS)は、マシン アイデンティティと人間のIDを一元的に管理できますか?
はい。SailPointマシン アイデンティティ セキュリティ(MIS)は、Atlasプラットフォーム上に構築されたSailPoint Identity Security Cloudの一部です。つまり、人間とマシン両方のIDを一体化された環境で統制でき、単一のガバナンス プラットフォームを通じて、一貫したポリシー適用、簡素化された権限審査(ID棚卸)、ライフサイクル全体の制御を実現します。この統合アプローチにより、複雑性を軽減し、セキュリティ上のギャップを解消し、あらゆるアイデンティティ タイプにおけるコンプライアンスを簡素化できます。
マシン アイデンティティとマシン アカウントの違いは何ですか?
マシン アイデンティティは、1つ以上の関連するマシン アカウントの背後にある目的や機能を表す、より広い概念です。例えば、複数のシステムとやり取りするボットは、Active Directory、クラウド プラットフォーム、アプリケーションにアカウントを持つ場合があります。SailPointマシン アイデンティティ セキュリティ(MIS)を利用することで、それらのアカウントを単一のIDにまとめ、所有者管理、アクセス管理、ガバナンスを包括的に容易に行えるようになります。
SailPointマシン アイデンティティ セキュリティ(MIS)の導入にはどのくらい時間がかかりますか?
SailPointマシン アイデンティティ セキュリティ(MIS)は迅速な導入を前提に設計されています。多くの組織は、数週間を要さず、数日で未管理のマシンアカウントの検出を開始できます。AIを活用した検出機能、直感的なワークフロー、使い慣れたUIにより、チームは短期間で可視性を得て、業務への影響を最小限に抑えながらマシン アイデンティティの統制を開始できます。