SailPoint、Entro買収の意向を発表、 Agentic Fabricを加速・強化し、AI主導型企業の未来に向けたセキュリティを強化

Entroの高度なシークレット検出機能と非人間アイデンティティのスキャン機能を統合し、
人間・マシン・エージェントを含むあらゆるアイデンティティ領域におけるSailPointのリーダーシップをさらに強化

2026年6月30日 - 企業向けアイデンティティ セキュリティのリーダーであるSailPoint, Inc.(以下「SailPoint」)は本日、テルアビブを拠点とする非人間アイデンティティ(NHI)およびクレデンシャル セキュリティのパイオニア企業であるEntro Security Ltd. (以下「Entro」)を買収する意向を発表しました。買収完了によって、先日発表したSailPoint Agentic Fabric を戦略的に拡張・加速が実現することになります。これにより、デジタル エコシステム全体にわたるアダプティブ アイデンティティ セキュリティの提供を通じて現代の企業を保護するというSailPointのビジョンをさらに前進させます。

組織が自律型AIエージェントや複雑なクラウド アーキテクチャ、プログラムによって実行されるワークフローを急速に導入するなか、現代のセキュリティ要件は、もはや従来の境界防御によって定義されるものではありません。代わりに、「誰が」あるいは「何が」、「いつ」「なぜ」「どのような条件で」データにアクセスしているのかによって規定されています。AI時代特有の課題に直接対処するEntroの機能を統合することで、SailPointは、お客様が単一の統合プラットフォームで組織のリスクの高い資産を容易に特定・管理・保護するための機能をさらに拡充していく考えです。

SailPointの最高経営責任者(CEO)兼創業者であるマーク・マクレーンは、次のように述べています。

「先日発表したAgentic Fabricは、ネイティブな検出・ガバナンス・保護をはじめとした、自律型AIエージェントと非人間アイデンティティの大規模な保護における新たな枠組みを確立しました。Entroの強力かつ補完的な技術をSailPointプラットフォームに統合することで、お客様には、あらゆる非人間アイデンティティはもちろん、企業の重要データへのアクセスに使用されるコンテキストや認証情報までをシームレスかつ完全に可視化できるという、これまで以上の価値を享受していただけるようになります」

Entroの共同創業者兼最高経営責任者(CEO)であるイツィク・アルヴァス氏は次のように述べています。

「私たちは、膨大な数の認証情報および非人間アイデンティティの検出・保護を通じて、現代のクラウド環境の安全性を確保するという明確なミッションを掲げてEntroを立ち上げました。企業による自動化やエージェント型ワークロードの導入が拡大するにつれ、この巨大なアイデンティティ レイヤーの保護は、ますます重要になっています。当社の高度かつシームレスな検出・リネージ マッピング エンジンを、SailPointの包括的なアイデンティティ セキュリティ フレームワークおよびAgentic Fabricに統合できることを大変うれしく思っています。両社の非人間アイデンティティおよびAIに関する技術が融合することで、SailPointがこれまで培ってきた、世界中の企業環境における人間および非人間アイデンティティの保護能力がさらに強化されると確信しています」

Entroによって加速するSailPoint Agentic Fabric

買収完了後、EntroによりSailPointの既存機能を補完・強化する技術機能が提供される予定です。Agentic Fabricに統合予定の機能には、以下が含まれます。

  • 検出および認証情報への対応:Entroは、AIエージェントやマシン アイデンティティがタスクを実行するために使用する特定のツール、API、認証情報を、エージェント不要でシームレスに可視化します。これによりSailPointの対応範囲が拡大し、1,000種類を超える非人間アイデンティティ/エージェントを標準でカバーするとともに、70を超える重要なエンタープライズ環境やデータソースから1,200種類を超える認証情報を検出できるようになります。対象となる認証情報には、シークレット、キー、トークン、証明書などが含まれます。対象となる環境やデータソースには、クラウド環境、開発者ツール、CI/CDパイプライン、SaaS/コラボレーション環境などが含まれます。エージェントが作業に使用するツールを可視化することで、SailPointはエージェントのワークフローとその動的に変化する運用範囲に対して、ポリシーに基づくより高度なガバナンスを適用できるようになります。
  • 詳細なコンテキストと人間の所有者の特定:アイデンティティの検出は最初のステップにすぎず、説明責任の所在を明らかにするには、アイデンティティを人間のアイデンティティに紐付ける必要があります。Entroは、検出されたデータにメタデータを付与し、正確な関係性、アクセス権限、使用状況、および「影響範囲」をマッピングすることで、SailPointのネイティブなアイデンティティ インテリジェンスを補完します。この詳細なリネージ マッピングにより、組織は複雑な非人間アイデンティティを人間の所有者に紐付けることができます。また、これをSailPointのエンタープライズ グレードのアクセス認証とライフサイクル ガバナンスと組み合わさることで、お客様はクローズド ループ型の修復を自動化し、ゼロ スタンディング特権(zero-standing privileges)を適用できるようになります。
  • リアルタイムの検出とアクティブな保護:登録され管理下に置かれた非人間アイデンティティは、リアルタイムで保護する必要があります。 Entro独自のNon-Human Identity Detection and Response(NHIDR™、非人間アイデンティティの検出と対応)機能により、SailPointのお客様はAIエージェントとマシン アイデンティティの異常な振る舞いをリアルタイムで継続的に監視できるようになります。これにより組織は、過剰なアクセス権限を特定し、最小権限を適用するとともに、マシン スピードで脅威への対処を自動化できます。

これらの機能は、IT部門や事業部門のリーダーがAIエージェント導入時に直面する主要なセキュリティ、プライバシー、コンプライアンス リスクに直接的に対処するように設計されています。買収完了後、SailPointのお客様は、より広範な可視化、所有者の特定、制御といった機能がご利用いただけるようになります。これによりアイデンティティは、静的なコンプライアンス対策から、企業の成功を支える動的かつリアルタイムな推進力へと変革します。

Entroが加わることにより、SailPointは従来型アプローチとの差別化をさらに進め、真のエンドツーエンドのアダプティブ アイデンティティ セキュリティを提供していきます。

本取引は通常のクロージング条件を満たすことを前提としており、SailPointの2027年度第3四半期中の完了を予定しています。

AI時代のアイデンティティ セキュリティの未来を切り拓くSailPointの取り組みについての詳細は、SailPoint Agentic Fabricのホームページをご覧ください。

*本プレスリリースは、2026年6月15日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。内容および解釈については英語版が優先されます。

将来予測に関する記述

本プレスリリースには、1995年の米国私募証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)が定義する「将来予測に関する記述」が含まれている可能性があります。これには、Entro買収に関するSailPointの見通しも含まれます。将来予測の記述は、「~かもしれない」「~だろう」「~が期待される」「~が計画されている」「~と予想される」「~する可能性がある」「~するだろう」「~する予定である」「~するつもりである」「~と思われる」「~を目標とする」などの表現、またはその否定形、あるいは当社の期待、戦略、計画、意図について述べた類似の言葉・表現の使用によって特定される場合があります。これらの将来予測に関する記述は、将来の業績を保証するものではなく、今後の展開およびそれが当社に与える影響に関する経営陣の現時点での期待、予想、見方に基づくものであり、不確実性、各種リスク、状況の変化といった予測困難な要素に左右されます。これらの将来予測に関する記述で明示または暗示された当社の見通しが実現するとは限りません。ここに記述されている現在未提供のSailPoint製品の機能の開発、発表、および提供時期については、SailPointの単独の裁量に委ねられており、提供が実現しない可能性や、様々な要因により提供機能が当社の予想する内容と大きく異なる可能性があるため、購入判断の根拠とすべきではありません。

将来の実際の結果が、当社の過去の実績やこの将来予測に関する記述が明示または暗示する内容と大きく異なる原因となり得る主な要因(当社の制御の及ぶ範囲外の要素も含む)には、以下が含まれます。既存顧客との関係を深める当社の能力。アイデンティティ セキュリティソリューション市場の成長動向。各パートナーとの良好な関係を維持する当社の能力。現在および将来の競合他社に対する当社の競争力。当社事業運営の複雑化。業界リーダーおよびイノベーターとしてのブランドまたは評判を維持・向上する当社の能力。業界または世界経済における不利な状況。当社のソリューションに人工知能(AI)を効果的に導入、活用、統合する当社の能力。当社のセキュリティへの侵害、サイバー攻撃、またはその他のサイバーリスク被害。当社SaaSソリューションの提供または当社事業で使用するサードパーティのクラウドベースシステムに影響をおよぼす中断、停止、またはその他障害。急速に変化するテクノロジー、業界標準、規制、または顧客のニーズ、要件、嗜好に適応する当社の能力。当社のプラットフォームまたはソリューションに発生する、あるいは検知されるエラー、不具合、障害。当社のプラットフォームおよびソリューションが顧客の既存または将来のITインフラストラクチャと効果的に相互運用できる能力。

これらのリスクおよび当社の財務実績に影響をおよぼす可能性のあるその他要因に関する詳細情報は、米国証券取引委員会に提出した当社の報告書およびその他文書に記載されています。これには、直近に提出した年次報告書(Form 10-K)および四半期報告書(Form 10-Q)の「リスク要因」ならびに「経営陣による財務状況および経営成績の分析説明」が含まれます。将来予測に関する記述は、当該記述がなされた時点におけるものであり、法律で義務付けられている場合を除き、新たな情報や将来の出来事、その他いかなる理由によっても、当社は将来の予測に関する記述を公に更新または修正する一切の義務を負いません。

公開日: 2026年6月30日読了目安時間: 4 分